第1章 康志の見たもの

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俺は、声をかけた。 「おはよう」と、母さんも「おはよう」と返してくれた。 母さんの隣に座ろうとすると、母さんは生まれて間もない子供を抱いていた。 俺は、驚き、母さんに聞いた。 「その子供は?」と。母さんは、少し経って、話し始めた。 「この子は、母さんが世を去る前にお腹にいた子。だから、父さんと康志と兄ちゃんと母さんたちの家族。まあ、康志たちの弟ね。」と話した。俺は、もう1つ聞いた。「俺と兄ちゃんの弟は、まだ、母さんみたいに世を去ってない?」と聞いた。母さんは「ええ。母さんみたいに死んでないわよ。」 俺は弟を抱いたら、本当にこの世にいる人間の赤ちゃんと同じだと実感した。 母さんに「家に行こうぜ」と言って、蒼鳥公園を後にした。
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