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携帯小説版
†白月恋想†【会議室内】
P.156
†カイ†(12/14)
就任して直ぐ
その見た目の美しさから
“白月の麗人”
と、字されたが
就任の儀、以来
間近で目にする美貌に
誰もが見惚れ
感嘆の溜め息を溢す中、
就任して最初の会議。
古参の神官と
歳が目上ばかりの
役職者が揃う真っ只中で
「くだらん。」
少しも臆せず
キッパリと
途中の話し合いを切り捨て
「意見の貶し合い等、時間の無駄だ。許可が欲しければ私が納得する具体的な内容と実案を書いた書類を持って来い。」
冷淡な言葉で場を凍り付かせ
淡々と言うだけ言って
長引く予定の会議を
あっさりと切り上げた。
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