Side story 4 学年末テスト

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ーーーー3日後 寮のオレの部屋に1通の手紙が届いた。送り主は春海魔法学園だ。前回も1週間も経たない内に手紙が届いたのでまず間違えなくテスト結果だろう。 テストの結果は全てこの手紙で分かるようになっている。古典的なやり方だけどオレは好きだ。 オレは若干ドキドキしながら手紙の封を切った。 中の内容はこうだ 『1ー2 香川隼斗 魔法理論学・・・220点(234点) 魔法界歴史学・・・82点(68点) 魔法薬学基礎・・・64点(62点) 属性別魔法学・・・100点(82点) 数学・・・100点(57点) 詠唱学・・・80点(63点) 生活学・・・70点(70点) 魔法戦闘学・・・80点(60点) 合計 796点 (696) 学年順位 32位/284』 「よっしゃ!」 と小さくガッツポーズをする。前回から200点以上アップした!やっぱり魔法理論学は大きいな。 他にもほぼ全ての教科の点数が上がったので全体的に良い出来と言えるだろう。問題なく進級もできるしね。 一安心した所で、お茶でも入れようと立ち上がった時、目の前に大吾が現れた。 「うわぁ!?いきなり現れるなよ!」 「いいじゃんいいじゃん。夜の10時以降はお前の部屋に転移しないし!色々あるだろう、お前だってケダモノなのだ」 10時以降来ないからって何時でも来ていい理由にはならないと思う。 大吾はソファに腰掛け脚を組む。最早我が城と言わんばかりの顔だ。 「それで、なんの用だよ」 「なんの用だって?分かってるくせにぃ~ミスター32位」 げっ、こいつ勝手に人の成績表覗きやがったのか。本人にしか見えない様な便利魔法あったら良いのに。 片手にオレの成績表を持ち、もう片手におそらく自分のものと見られる物を見比べている。 その仕草が妙に自信に満ちた物だったので、スタスタと歩いて行き大吾の手から成績表を引っ手繰る。 『1ー1 厳島大吾 魔法理論学・・・288点(234点) 魔法界歴史学・・・92点(68点) 魔法薬学基礎・・・100点(62点) 属性別魔法学・・・光属性:100点(82点) 数学・・・100点(57点) 詠唱学・・・100点(63点) 生活学・・・80点(70点) 魔法戦闘学・・・80点(60点) 合計 940点(696点) 学年順位 2位/284』
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