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「おい、中村。お前はなぜ佐々木に教科書を見せていた?
おぉ、目の前でバーコードが説明してくれた。
つまりそういうことだ。てか口くせぇ。
「佐々木、お前もだ。どうしてそんな仲の良い―親友―みたいな事をしていたんだ。」
そういうことだ。つまり教科書を忘れ困っていた彼女「佐々木さん」に自分の教科書を見せてあげていたんだ。
そしたらこうなった。
「ごっ、ごめんなさいっ。別に友達とか、仲がいいとかそういうのじゃないんです。」
あー、優しくしてあげた女の子にこんなこと言われるのも堪えるな。
まぁここは彼女のフォローをしておこう。
「そうっすよ。ばー…センセイ。困ってる人を助けるのは友達云々以前の常識じゃないっすか。」
「確かにそうだがせめて同性の子から借りるなりできただろう。」
…抗議するだけ無駄じゃね?
「そんな親友みたいな行動が許されると思っているのか?」
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