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敦子side
私は震えだした手を見つめて高鳴る鼓動を指先まで感じ取った。
この震えは寒さじゃない…
今までずっと一緒だった彼に別れを告げられ、後の恐怖によってだった。
敦子「凪がそばで支えてくれると思ったから…思い切って女優になるって決めたのに………凪がいなくなったら意味ないじゃん……」
逃げたくなるくらいの不安に私はそっと瞳を閉じた…
きらめいては消える夢の影
追いかけては向かい風
何度も諦めそうになって…
凪「敦子なら大丈夫だよ(笑)」
その度また繋いだ夢…
いつだって背中にはそっと支えてくれる人達の
この暖かく、ただ強く優しい…
声にのせて飛ぶんだ…
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