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和馬さんは、温かく微笑んで私を見つめてる。
こんなに気持ちがほんわかする感情を、私は今まで知らなかった。
「私…
ずっと好きでした。
通勤電車であなたを毎日みているうちに…
自分でもビックリちゃうくらい和馬さんが大好きになってました。
名前も、声も、年齢も、どんな人なのかも
何も分からない時から大好きだった…」
「まどか…」
「でも、今は違います。」
「…えっ!?」
「名前も、声も知ってるし
約半年も平気で放置できる人って事も分かったし。」
「まどかっ!」
「何も話せなかった時からは比べ物にならないくらい…
和馬さんを愛してます。」
「っ!!」
「心から…あなただけを一生愛しています…」
「………びっくりしたー!!
俺、振られる展開かと思って!」
「ふふ、イジワルしちゃいました♪」
和馬さんは、駆け寄ってきて私を優しく包み込んでくれた。
「愛してる……」
「もう、離れないでください…」
「ああ。絶対に…離れない。
もう絶対に離さない。」
これからは2人で物語を作っていくの…
楽しい事も、苦しい事も2人で乗り越えていける愛の物語を…
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