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千里が最高に輝いた笑顔をくれる…
私は、それが嬉しかった。
「でも、週末は忙しいから、あんまり構えないかもよ?」
「…うん、平気。」
千里がすぐそばに居てくれるなら、平気…
ぐちゃぐちゃの袋の中身より、千里の笑顔が何よりのプレゼントだよ。
――――――――――――
部屋に戻り、千里がくれた袋とにらめっこ。
「これ、何なんだろう…」
気になって、開けてみると……
「っっ!!!?」
中身を確認した私は、部屋中のカーテンを閉めて、部屋の鍵という鍵を閉めて回った。
高鳴る心臓を押さえて…
もう一度、ゆっくり確認する。
「っ…!
やっぱり…200万!!」
そう…
ぐちゃぐちゃの袋の中には、現金が入っていた。
私はすぐに携帯を手に取り、電話を掛ける。
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