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「はい、もしもし?
陽奈ちゃん、どうしたの?」
いつもの千里の声…
こんな時にでも、普通にできる千里って何者!?
「ど、どうしたも、こうしたも無いでしょ!?
袋の中身、今見てっ!」
「あはは、ビックリした?」
「当たり前でしょ!?
先に言っててくれたら、私だって…!」
「逆に、何も知らない方が安全だと思ったんだ。」
「えっ?」
「中身を言っちゃうと、めっちゃ警戒して家まで辿り着かないんじゃないかと思って。
あはは。」
「千里…」
「俺なりに、陽奈ちゃんを心配して隠してたの。
だから、怒らないでよ。ね?」
「う……」
そして、可愛い年下力を存分に発揮する千里が
愛しい…
「必ず返すから…毎月、少しずつになるかもしれないけど。
絶対に返すから…ありがとう。」
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