永遠への指きり

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裏切ったりしない… そうだ。 不安になった事は何度もあったけど、いつも和馬さんは私の事を大切に思っていてくれた! 今回だって、きっと何か理由があるはず。 そういえば、柴田課長も言ってた。 “向き合う事から逃げるな”って。 「…まどか、大丈夫?」 心配してくれる顔を見て、私は心からの笑顔で応えた。 「大丈夫。 私、もう大丈夫だから! ごめん。私…行ってくる!」 「えっ!? ちょ、まどか!!?」 そして私は、和馬さんの会社に走った。 “和馬さんに…逢いたい!” ただ、その一心で、走った。 .
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