電車王子

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私と陽奈は、今の会社に入ってすぐに仲良くなった。 あまりにキャラクターが違い過ぎるから、絶対に合わないと思っていたのに… 何故か人懐こい陽奈の面倒をみるのは私の仕事の様な気がしてた。 私も、陽奈の乙女な魔法にかかった1人なのかも。 今では、住んでるアパートも隣。 私が引っ越す話しをした時、陽奈も何故かついて来たの。 「ふぁ~、疲れたな。 ね、まどかの部屋に泊まってもいい?」 「あのね、隣でしょ? ほんの何歩か歩けば自分の部屋なんだから、ちゃんと帰りなさい。」 「ふーんだ。ケチー!!」 「ケチで良いわよ~だ!」 陽奈に向けて、頬を膨らませて怒った表情を見せる。 「…ぷっ!」 そんな私を見た陽奈は突然、両手で口を抑えて笑いを堪える。 「ん?」 「あははは!! 何ー!!今の顔~!超ウケる~!」 .
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