プロローグ

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 皆は魔法を知っているか? アニメや漫画、ライトノベルなんかでよく出るアレだ。何も無い所から火を出したり水を出したりとか。いきなり何でこんなどうでも言い様な話をするのかだと? 安心しろ、その辺も適当に説明するさ。  この世には混じり合わない様に調節された世界がうようよと漂っている。因みに俺が考えた設定とかじゃないぞ。その漂っている世界の1つが俺達が住んでいるここ。もう1つが『それどういうCG?』て聞きたく為る様なファンタジー世界だ。  その2つの世界が何故か衝突して出来たのが、今現在俺達が住む世界。その名も『アルカナワールド』だ。  どっかのお偉いさんとファンタジー世界の住人さんが決めたこの『アルカナワールド』とか言うアイタタタァな世界は半々に世界が別れている。それは何故か。簡単な話衝突した際に消滅して1つに成ったからだ。  こっちの世界も半分消えた。向こうさんの世界も半分消えた。  最初はどっちも頭カンカンにして喧嘩をおっ始めたさ。だが、隆司の親父さんが『どっちも半分消えたんだし後はお互い不干渉でいいんじゃね?』と、あんた何様? と聞きたくなる事を言った。  でもってそれから上に居るお偉いさんが『それでいっか~』と可決。向こうさんも納得して今では少しだけ仲良しを保っている。
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