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「まて、Eクラスじゃない。Dクラスに宣戦布告してこい」
何でDクラス何だろうか。同じクラスでもEクラスの方が楽だというのに。
僕がその事について考えていると雄二が答えてくれた。
「色々理由はあるがまあ、大きく分けて2つだな」
雄二が説明して欲しいか?と聞いてきたので教えてもらう。
「まず、一つ目。Eクラスに恩を売るよりDクラスに恩を売ったほうがいいからだ。Eクラスの連中は部活中心で学校生活を送ってるのは知っているだろ?あいつらにとって教室の設備なんかどうでもいいんだ。それを考えるとDクラスとは設備を盾に交渉出来るからだ」
「次に二つ目。お前らが俺たち抜きで何処までやれるかを確かめるためだ。Dクラスレベルの相手ぐらいには勝てるようになってもらわないとな。今年の代表はお前なんだぞ?作戦くらいは俺が考えてやるからせめてクラスの野郎共を纏めるくらいのことはやれよ」
と、雄二。
なるほど。さっぱりわからん。
「さ、坂本君!明久君の頭にはまだ早すぎるみたいです。処理が追いついてません!」
僕がアババババいってショートしている内にHRは終わり、宣戦布告はすでにされていたようだった。
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