ハロウィンの日に

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「トリックオアトリート!!」 「…!わぁ」 「どうしたの里依菜(りいな)?ぼーっとして… はいほらほら、お菓子ちょうだい♪」 私の名前は甘口里依菜。 中学二年生 今、私はとっても重要な考えごとをしていたのに、友人の花に邪魔された… …それは今日の帰り道のことだ! 「もー!花うるさい!!今日の帰りのルート考えてんのー!」 「ルート?いつもと同じじゃないの」 「ちょ……花正気?今日はハロウィンだよ?」 「……?」 「大通りを通ればお菓子タダでもらえるじゃんか!」 そう… 今日はハロウィン だから街では仮装したお姉さんとかがお菓子を無料で配っている それをいかに効率よく全て手に入れるか私は作戦を立てていたところだった。 「本当お菓子大好きだよねー、里依菜は…」 「うん♪だから花は静かにしててー」 「いや……」 「?」 「お菓子くれないならイタズラだー!!」 「きゃーっ!やめっ…くすぐったいよぉ」 「じゃあお菓子よこせ~!」 そして待ちに待った放課後がやって来た。
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