突然に

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その夜はなかなか寝付けなくて、何度も何度も寝返りを繰り返していた。 窓の外は雨が降り続き、なぜだか物悲しく、一人で居ることがとても淋しく感じて、膝を抱え布団にうずくまっていた。 しかし、気分を変えようと徐に起き出して、コーヒーを淹れた。  時々何もないのに、そんな風に朝まで眠らずに仕事に行く事もあった。
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