繋がり(愛しい人)

突然に

見知らぬ人に関わる事の怖さを 充分解ってはいても、何故か気になり、ついつい声を掛けてしまった。「大丈夫!?」と。

青年は少し呻き声を溢しながら、私の方へ視線を向けた。
まだ幼さの残った優しい顔つきで、見上げて来る。