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先ずは、ずぶ濡れの体を温める様にと、バスルームに促しガウンを用意した。
お風呂から上がった彼を見て安心した。
女物のガウンなので丈は短いものの、細身の彼にぴったりだったから……。
「ブラックしか無いけど」
カップを差し出しながら話し掛けた。
彼は、上目遣いにカップを受け取り、
「ありがとうございます」
と、お礼を言ってきた。
何を話したら良いのか!?……
時間も時間だし、とりあえずは……
「今日は時間も遅いし、傷の手当てしたら寝ようか?」
眠れそうも無いけど……
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