38人が本棚に入れています
本棚に追加
とある世界のとある王国、とある魔女の城のm
「ちょっと待って、これ一ページ目と同じ流れだよね?」
いや、ちょっとさ・・・。話してる途中で割って入るのやめてくんない?
「語り部に突っ込まれたよ! どうなってんのこの小説!?」
いや、それこっちの台詞だから。語り部が話してる途中で登場人物が割って入ってくる小説なんて無いからね普通? ホントそういうのウチだけだからね今どき? もう少し自覚持ってもらわんと困るわホントに。
「上司!? 上司なのあなた!? つーか語り部が普通に突っ込んでくる小説も普通ないよ!!」
とある世界のとある王国、とある魔女の城の前。
「無視か? おい語り部無視なのか!?」
マサルとタケルとサトルはそこに立っていた。見上げる先は魔女の城。後ろには、元気いっぱい腹ぺこな魔物の群れ。
「え・・・?」
三人は同時に後ろを向く。その目に映るのは、やっぱり元気いっぱいな魔物達が見渡す限りひしめいている、この世のものとは思えない光景だった。
「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
そして三人は逃げるように魔女の城の中へと入っていった。かくして、三人の楽しい魔女狩りの始まり始まり。
最初のコメントを投稿しよう!