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「なあ、腹減った!さっきのコンビニ寄ろうぜ」
「あ、俺朝の立ち読みの続き!」
雅樹の提案に先に乗ったのは純也だった。
悠太は首を傾げる。
「は?いつの間に立ち読みなんかしてた?」
「悠太が来るのが遅いからだろ」
思いがけず朝の遅刻を掘り返される。
「・・・俺のおかげで立ち読み出来たと言え!」
なんだその理屈は、と2人は笑った。
既に夕方6時。
ふと朝の店員のことを思い出したが、さすがにもういないだろう。
―――キレイな人だったな。
そんな思いに耽っていると、雅樹が何か思い出したかのように急に笑いだした。
「なんだマッキ、気持ちわりーな!」
「いやお前、だってよ?朝、レジで小銭ばらまいたろ!マジウケる!」
なんと、笑われているのは自分のことだ。
同時に、指摘されて朝の失態を思い出してしまった。
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