41人が本棚に入れています
本棚に追加
圭介のマイホームまで、もう少し。
「あのサラリーマンは、逃げ切れたのかな?
俺も次子供に会ったら走るのか。」
まあー良い運動になるか。
圭介は気軽に考えていた、
しばらく歩くと電信柱のそばに、さっきのサラリーマンが塀にもたれ座っていた。
街灯の明かりが照らすギリギリのところにサラリーマンが座っていて、よく見えない。
あらあら、急に走って疲れたのか?
俺も気を付けないとな、来年はちゃんと運動しておこう。
サラリーマンの顔は横を向き、逆光でよく見えない。
「あのー大丈夫ですか?
お互い大変ですね、お菓子がないと逃げなきゃ…
…
…あれ?」
圭介が話掛けながらサラリーマンに近づいて行くと。
最初のコメントを投稿しよう!