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力の限り走る、途中何度も転びそうになる。
「はぁー、はぁー。」
息はとっくに切れていた、自分が息をしているかも分からない。
次子供に出会ったら、
もう、圭介はお菓子を持っていなかった。
無我夢中…
というのだろうか?
圭介はサラリーマンが逃げろと言ってくれた時に、ちゃんと救急車を呼んでいたら、あのサラリーマンは助かったじゃないかと…
まだ、戻れば助けられるんじゃないかとか、
圭介は考える余裕はなかった。
次の…次の角を曲がれば家に着く。
どん。
角を曲がって直ぐに、何かとぶつかった、
全力で走っていたため、何かは吹き飛ぶ。
「うわー。」
子供だ。
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