ハロウィン

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圭介は最近都会から約二時間離れた場所に、家を建てた、 念願のマイホームという物だ。 交通の便と土地の値段から、この場所を選んだが、 少し離れただけでも、その土地柄の風土、習慣があるようで、まだ馴染めないでいた。 「唯の友達が来たって事は、馴染めてるみたいだな。」 「そうね… あ、卵と牛乳お願いね。」 「あ、それで電話したんだった、俺小遣い制なんだからその分払ってくれよ… お昼抜きになっちゃうよ。」 「分かったわ、駅前のスーパーで買って来るんでしょ? うふふ…この辺じゃあ、あのスーパーしか無いものね。」 「何、一人で納得しているんだよ。」 「じゃあレシートと交換ね、 あ、それと余計な物買ってもその分は払わないわよ。」 「分かってるよ… じゃあ切るぞ。」 圭介は電話を切った。
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