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構わずナルトは続ける。 「泥棒は俺ら!警察はサクラちゃん達!制限時間は二時間!制限時間内に俺ら全員捕まえられたら警察の勝ち!逃げ切れたら泥棒の勝ち!あ、範囲はこのアカデミー東塔だけね。外に出るのは禁止ー!」 「ちょっ・・ちょっと待ちなさいよ!何?警泥?いきなり何言っ・・・」 「負けた方はここの掃除を全部やる事!」 「「はぁ!?」」 サクラといのがあからさまに嫌そうな反応を示す。 ナルト達の方はやけにやる気があり、シカマルまでもが不敵に笑っていた。 その様子が、サクラといのの火に油を注ぐ。 五月蝿くなるな。とテマリが覚悟していた時、最初に口を開いたのは意外にも我愛羅だった。 「・・・ケイドロって何だ?」 低い呟きに、木の葉組の動きとテンションが止まる。 「あ、それ私も聞きたい。」 挙手するようにテマリも聞く。 「俺も。」 と、カンクロウが続いた。 そんな砂姉弟に、木の葉組は信じられないという眼差しを送る。 ちくちくとその視線が沈黙の中刺さるが、知らないものは知らないのだ。
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