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「それじゃ、とりあえず牢屋はこの教室って事で。」 窓を全開にして煙が出て行く教室の中、いのの声がまとめる。 「で、結局やるのか。」 「仕方ないですよ。あいつら一度始まったら絶対止まんないし、こっちも意地がありますから。」 テマリの問に、ちらほらとやる気が見えるサクラ。 いのもどことなく楽しそうだ。 なんだかんだ言って結局面白がってるんだねぇと、テマリはため息混じりに微笑んでみる。 「捕まえたら即行牢屋にぶち込んで、絶対生き返らせない事!じゃ、行くわよサクラ!」 「うん!」 力強く頷くと、二人は駆け出していった。
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