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「悪戯大成功ー。」 「あいつら乗り気じゃなさそうだったしなぁ。これでやる気出すだろ。なぁ赤丸。」 ワンッと赤丸が返事を返す。 三人が約束していた場所に着くと、そこにシカマルとナルトが待っていた。 「上手くいったのか?」 「ばっちり★」 ぐっとキバが親指を突き出す。 「お前らもか?」 「おうっ。いのもサクラちゃんもびっくりしてたってばよ。」 キバの問に、ナルトがニシシと笑って答えた。 四人にかけた悪戯。 それは彼らにとってはまだまだ序の口の前菜でしかないのだが。 悪い事は楽しい。 これでイルカ先生が追いかけてきてくれれば最高だ。 「サクラやいのだけじゃ、勝負は目に見えてるからなぁ。」 「ま、本気になってもらわねぇと、こっちもつまんねぇし。」 「だが・・・」 シカマルとキバの会話に、我愛羅が小さく入り込んだ。 四人の視線が彼に集まる。 僅かに息を置いて続けた。 「あいつらが本気になると、恐いぞ。」 決して過信ではない、静かな恐ろしさが、その場の空気を包み込んだ。
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