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数秒の沈黙の後。
爆笑が教室だけでなく校舎全体を包み込んだ。
仕掛けた四人組はもちろん、サクラやいのも堪えるように笑い、テマリやカンクロウも連られて笑った。
シノは顔が隠れてよくわからないが、楽しんで見ているのは確か。
我愛羅はしばしキョトンとしていたが、笑いに包まれ少し頬を緩めた。
それもつかの間。
鬼のような形相のイルカ先生に、ナルトが焦って
「逃げろ!!」
と叫ぶと、それが合図であるかのようにキバ、シカマル、チョージは反対のドアから逃げ出した。
そして何故か、ナルトは我愛羅の手を引っ張って逃げていった。
突然連れられた我愛羅も、対応できずそのまま引きずられるように走っていく。
「待てお前ら!!」
近くに立て掛けてあったモップを手に、ずぶぬれ教師がそれを追いかけていった。
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