転生は突然に

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幼い5歳児の足だが誰も探しには来ない… まぁそうだろうな…。魔盲何て居て迷惑になるだけだし。 走り続け…体力の限界に近づき歩く。周りは夜になり、いつの間にか薄暗い森の中に居た。 ドレスや靴は所々切れて汚れていた。 うぅ…腹減った~ てか魔物とかもこの世界出るんだし……魔盲の俺…食われるだけじゃねぇ…? ―――ピクッ 思わず肩を震わせ……足を止め森の奥を見つめる。 何か来る…!!! 大きな振動共に此方に近付く足音。 「グルルッ…!!!」 奥から出てきたのは……赤い色の大きなドラゴン。 えーーーーー!!!ボス系が初エンカントかい!? 無理無理無理無理無理無理無理無理無理ーーーー!!! 今俺、最弱で魔盲だから-100レベだし!!! 「……ヒッ…!!!!来にゃいで…!!!」 思わず尻餅をつく。 しかし…ドラゴンが待ってくれる筈もなく、ドラゴンの大きな足が真上に迫る。 どうやら……俺の存在自体小さ過ぎて見えてないらしい………
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