1614人が本棚に入れています
本棚に追加
/218ページ
幼い5歳児の足だが誰も探しには来ない…
まぁそうだろうな…。魔盲何て居て迷惑になるだけだし。
走り続け…体力の限界に近づき歩く。周りは夜になり、いつの間にか薄暗い森の中に居た。
ドレスや靴は所々切れて汚れていた。
うぅ…腹減った~
てか魔物とかもこの世界出るんだし……魔盲の俺…食われるだけじゃねぇ…?
―――ピクッ
思わず肩を震わせ……足を止め森の奥を見つめる。
何か来る…!!!
大きな振動共に此方に近付く足音。
「グルルッ…!!!」
奥から出てきたのは……赤い色の大きなドラゴン。
えーーーーー!!!ボス系が初エンカントかい!?
無理無理無理無理無理無理無理無理無理ーーーー!!!
今俺、最弱で魔盲だから-100レベだし!!!
「……ヒッ…!!!!来にゃいで…!!!」
思わず尻餅をつく。
しかし…ドラゴンが待ってくれる筈もなく、ドラゴンの大きな足が真上に迫る。
どうやら……俺の存在自体小さ過ぎて見えてないらしい………
最初のコメントを投稿しよう!