転生は突然に

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転生は突然に

「………起きろ!」 低い男の声と共に深くまで落ちていた意識が覚醒する。 ん………? 目を開けると黒髪のイケメンが間近で俺を覗き込んでいた。 「……は…?…お…はよう?」 「おはよう。夕兎…!!」 イケメンは嬉しそう笑い俺を抱き寄せる。 は…?何で俺の名前知ってんだ?てか男から抱き締められるとか…!!! 「は…はなせ!此処何処だよ…?俺…ライブ会場に居た筈じゃ?……てかお前は誰だ?」 大人しくイケメンは俺を離してくれた。 って……イケメンに12本の翼付いてるし…服が…黒尽くめ……怪しい…!てか此処周り真っ白だし…!! 俺…ライブしてたよな? あ~…もう何がどうなってるんだよ!? 俺は自分の茶髪の短い髪をぐしゃぐしゃにする。 「夕兎、落ち着け。 兎夕は死んだんだ。此処は俺の世界で夕兎は今魂だけの存在。 俺は神。 単刀直入に言うと…夕兎、俺の嫁にな…異世界に転生しないか?」 は…!?死んだ?神?異世界?嫁………最後絶対おかしいだろ!!!!俺男!! 「フフ、まぁ、深く気にするな。 異世界でまた生きるか?」 イケメンは俺の顎を掴み艶のある表情で見つめてくる。 俺何で… 男から好かれてんだよ…………!? この変態から逃れるには… 俺はイケメンを睨み付ける。 「………生きてやる。で 異世界ってどんな所だ?」
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