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──────ALL:SIDE─────
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「う~ん、データが取ればいいけど……そのためには実験体が必要ね……」
地上軍の拠点にある研究室のようだがところどころに可愛らしい手鏡やピンクのぬいぐるみなど女の子らしい物がおかれた自室で女性と言うにはまだ幼さをかなり残し、寝癖だらけの濃いピンクの髪に、服装も奇抜で碧の服に袖口にやたらフカフカの黒いファー、生地は薄いが変に膨らんだスカート、靴は太ももまで覆う超ロングブーツ
二十歳を過ぎているのに十代と言われても違和感を感じない、そんな彼女は机の前で頬杖をついて悩んでいた
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「あの二人を実験に使うのもいいわね~☆
まぁ了承しないと思うけどね……あ~、どこかに引き受けてくれるやつ落ちていないかな~?」
ヒュゥゥゥゥゥウウウ──ドグォォォォンッ!!!……パラパラ……
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「?、なんか落ちてきた?」
後ろの方になにか落ちて来た音がして、振り替えって見ると見覚えのない一人の青年が天井を突き破って瓦礫に埋もれていた
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「……あんたなにしてんの?」
心配するでもなくとりあえず聞いてみた、すると瓦礫の中から薄く青白い髪をし、蒼い眼、服装は服と言うより銀色に近い白い金属類が多くほとんど鎧だった
??
「……ここは……どこ?」
?
「私の自室よ、あんた名前は?」
??
「俺……は……たぶんゼロ、あなたは?」
額を押さえながら自信なさげに名乗った
?
「私は──って、あ」
キュイーン、ブォン
ゼロの近くで大きなリンクに脚はないが左右に腕と中心に『レンズ』のはまった部品(コア)が宙に浮いたロボットが起動した
恐らくさっきの衝撃で起動したのだろう
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