『文字があって良かった』―家族編―
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スケッチブックの言葉を見ると有生は得意気に鼻高々とした。 俺は有生の頭をくしゃっと撫でた。 * 朝、俺はいつも有生を起こしに彼の部屋に行く。 「……有生?」 しかしそこには彼はいなかった。 それよりか有生がいた形跡が全くない。 ………有生っていつ生まれたんだっけ?
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