『しーちゃんへ』―恋愛編―

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  病室のベッドの周りで泣く黒い服を着たたくさんの人。 理由はおれのおさななじみが昨日ココから居なくなったから。 黒い服を着ているのは今日がおつやというものだかららしい。 「志真くん(しまくん)、これ希愛(きあ)から」 おさななじみのかあさんからアイツがおれに宛てた手紙を渡してきた。 おばさんは泣いていないおれを見てどう思っただろう? 気になったが、おれはおばさんに渡された手紙を開けた。 『しーちゃんへ。 今までそばにいてくれてありがとう。 しーちゃんと過ごした毎日、とっても楽しかったよ♪ あたしのせいで走ったりすることは出来なかったけど、しーちゃんはいつももんくいわずによく折り紙をいっしょにおったね(^o^)/ 本当は走り回ったりするのだいすきなのに……(--;)』  
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