Chapter:01

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ゴミ山の中を一人歩く少年の映像 ――ここは、どこだ? 左手で右肩を抑えながら、ガサガサとゴミを踏みしめ歩く そうか、ぼくは―― 「ご、ごめんなさい寝てましたァ!」 飛び起きるアルベルト。寝癖だらけの黒髪に、顔にはずり落ちる寸前の丸眼鏡。 「……アレ?」と不審がって周囲を見回すも、こじんまりとした部屋には自分一人きり。 本と書類に囲まれた机、大きな書架とカーテンの閉まった窓
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