女性が子宮で考えるのは

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だから、誤解を恐れずにはっきりと言えば、元来が特定の相手に向けられた物ではない、女性の性の性質からは、二股や不倫などは、悩む必要が無い、当然な選択なのだとも言える。 同時に男も、機会が在ればDNAをより多く残そうとする存在であり、特定の相手に対してだけ、性的欲求が向けられるという、そんな存在としては出来ては居ないのだ。 人間の世界が、道徳律や法律で支配されるようになり、それが互いの独占欲と結び付き、現在の婚姻制度や恋愛へと繋がっていく。 この制度は、互いに性的な相手を、常に確保するという意味では、便利な制度ではあるが、反面では、新しい相手=より良いDNAの持ち主と、それを繋げる役割の相手だと思われる相手が現れた場合には、面倒な制度でもある。 また、かっては、この制度の犠牲になった女性も、それこそ山ほど居たのであり、良い面も、悪い面も持っているのだ。 旧来の恋愛と婚姻の制度に対し、二股や不倫という、人間の、原初の性的な目的に忠実な(快感を求めるという意味で)人々の増加は、やがては、結婚という事じたいが、真に快感を共有し、互いにはっきりと最高のパートナーとして認識した同士だけに許される、特別な制度となる前兆なのかも知れない。 又、女性が凡器を志向する時代だと書いたが、最高の快感を得たと判断した時から、女性のその凡器は、名器へとぐんぐん変貌して行く。 それは、凡器よりも、名器の方がより快感が強い為でもあり、次の世代に繋がる意味が大きな、好みのDNAの持ち主でもある相手の、そのDNAを残すには、しっかり射精をさせなければならないからだ。
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