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「じゃ私、学校行ってくるね。
部活があるから、ちょっと遅くなるから
このままライブ行くから一緒に帰ろう。
今日は星空が綺麗なんだって。」
「分かった。」
「誠二さんに楽屋に行って良いか
聞いておいて。」
「必ず。」
「あと……、お弁当作ったから
持っていって。」
「うん、ありがとう。」
「えっと……、それから……。」
僕は立ち上がり、
なかなか出ていかない春花の頬に
優しくキスをした。
「僕からの愛は忘れてない?」
「うん、大丈夫。」
学校の制服を纏い、
弓道の道具を背に僕を抱き締める。
「あっ、そうだこれ。」
君はポケットからネックレスを
取り出して僕の首にかけてくれた。
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