朝の夢心地

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「……。 家を抜け出して、 君を探しに行く。 住む世界が違っても 同じ空の下、 心が繋がっていれば 救われるような気がしていた……。」 思った事を適当に言葉にして メロディーに乗せ口ずさんだ。 誰かに届かなくても良い、 ただ、春花が傍にいてくれたら それでいい。 そう思っていた筈なのに……、 何だろう……、モヤモヤする。 今が幸せなんだから、 それ以上は望んではいけない。 分かっている。 分かっているのに……、 黒い渦がまた1つできて、 ゙本当にそう思ってるか?゙ って僕に問いかける。
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