お昼過ぎの悪夢

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「元気そうでなりよりじゃな。」 スーツを来て杖を持つ老人。 「お陰様で。」 僕の産みの親、人形職人。 僕はこの人が嫌いだ。 「最近、お主の歌をよく聞く。」 「聞き惚れたか?」 「いや、そうは思っては居らん。 ただお主、神に祈れば願いが叶うとか 思ってはおるまい。」 「!!?」 だったら何が悪い!! 「あんたにすりゃ愚問だな。」 自然に強張る表情、 ゙お前に何が分かるんだ!!゙っと 殴り飛ばしたい。 拳に力込めて必死に堪えた。
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