お昼過ぎの悪夢

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「睨まんでもいいじゃろう。 わしはカウントダウンを 伝えなければならない使命。」 「明日の日暮れまでに泣かなければ 動けなくなると言う脅しをわざわざ 言いに来るとはな、よほど暇なのか?」 「ワシの人形が人口の8割りを占めた。 もうお役ごめんだそうな。」 「だったら大人しく家に居ろよ、 そんな事言われなくても 日暮れまでにはあんたの家に行く。」 だから、頼むから、 姿を現さないでくれ。 「おや、もう諦めたのか?」 「だったらなんなんだ!!」 歩道の真ん中で叫ぶ。 みんな僕らを避けるように歩いている。 「おなごは諦めてはおらんかった。」 「はぁ!?」
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