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チュン…チュン…
小鳥のさえずりで目が覚める。
時刻は朝の5時。
私、雅 真琴 ミヤビ マコトの一日はここから始まる。
顔を洗って歯を磨いた後、ルームウェアからジャージに着替える。
よし。今日も走りに行きますか!
ウォークマンで曲を聞きながらいつものようにジョギングをする。
息を二つはいて一つ吸う。
何年も前に中学で長距離走をやった時に、体育の先生がそんなことを言ってた気がする。
それを意識して毎日ジョギング。
時刻が5時半くらいになったのを確認して家に帰る。
シャワーを浴びようとして準備をし、バスルームに向かおうとしたとき、電話の留守電がチカチカしているのに気がついた。
何だろ…?
と思いながら留守電を聞く。
『あ、もしもし真琴?
アンタ珪くん覚えてる?
今日から珪くん、アンタの家に住むことになったから』
との事。
わかりました。了解…じゃなくて!
お姉ちゃん!?
私のこの家を、このピンクを主とした乙女な家を、他人に見せるだと?
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