序章

2/2
1358人が本棚に入れています
本棚に追加
/321ページ
ーーその日は雷雨でした。 私の家は田舎なので、周りは何もなく、すぐにでも自分の下に雷が落ちてくるんじゃないかとヒヤヒヤしていたんです。 しばらく道を歩きますと、案の定、雷は私の頭上に落ちました。 死ぬと直感して目を瞑ったのですが、目を開くと麦畑の中だったのです。
/321ページ

最初のコメントを投稿しよう!