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「え？ それ、どういう意味？」
「俺が紗羽の支えになるって道。紗羽が100％忘れるまで支えるつもりだから」
「蓮っ……」
さっきとは違う涙が溢れてきた。
蓮の心の広さが、温かさが、優しさが、すべてが心に染みた。
そのまま蓮の胸に飛び込んで、ぎゅっと抱きつく。
「今、こんなことを言っても嘘っぽく聞こえるかもしれないけれど、でも今言いたい。あたし、蓮が好きっ、大好きっ。今はね、蓮以外考えられないの。思い出して泣いちゃったけど、ほんとに蓮以外……んっ……」
この先のあたしの言葉は蓮の唇によって遮られた。
でもすぐに離れて、蓮はあたしの顔を覗き込んでくる。
「わかってるよ」
その表情はやっぱりやさしく微笑んでいて、心がジーンと温かくなる。
「最近の紗羽は出会った頃からみるとほんとに変わった。俺が見たかった心からの笑顔も見せてくれるようになったし、自惚れだけど俺が紗羽を変えたって思いたい」
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