あなた色に染まりたい

誕生日

蓮の服をぎゅっと掴みながら、唇から、舌から、蓮と触れている身体中から、蓮の熱を感じる。

「……れ、ん……好きっ……」

蓮はそのままあたしをベッドに寝かせて、また熱いキスを落とす。

服を一枚一枚脱いでいき、気が付けば二人とも生まれたままの姿になってお互いを激しく求めた。

あたしの身体は、蓮の熱にかき回されて凄く熱くなっていく。

どれだけ愛撫されても、もっともっと……、と蓮を求めた。

蓮と一つになって、蓮の体温を感じて、蓮の感じている表情にまた感じて。

あたしの心も身体も、蓮一色に染まっていった──。