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超能力。
そんなありえないような
力がある日を境に
人間の手に渡った。
人々は力を使い
世界を変えていった。
それは良い方にも
悪い方にも……
この物語はある男のお話。
――――――
俺の名前は楠木 宮(クスノキミヤ)。
早い話が能力者の一人だ。
まぁ少なくとも
他の能力者とは一線を
引く能力を俺は持っている。
ここで一つ、誤解の
ないように言っておくが
人間全てが能力者な
わけではない。
言うなれば10人に1人程、
能力者というぐらいだ。
俺はそんな特殊な身に
有りながら、能力者の
暴走や犯罪を抑える
隠密特殊捜査部隊の一員である。
簡略化すれば、
対能力者用の警察だ。
まぁ普段は大学生な
わけなのだが……
事件が特殊な場合――
ピリリリリ――
呼び出しを食らう。
「あ゛ー!
うるさい!うるさい!
うるさーい!
朝っぱらから事件なんて
起こしてんじゃねーよ!
くそ犯人共ッ!」
全力で苛立ちながら
ベッドから起きる。
これは朝早くの出来事でした。
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