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――事件現場は凄惨な
ことになっていた。
事件現場は近場の
廃工場だったのだが、
そのことすら感じさせない
荒れ模様。
爆破されたような
工場は今にも崩壊しかけだ。
その真ん中に犯人はいた。
周りに数人の対能力者用の
警察が横たわっている。
隠密捜査部隊のメンバーですら
勝てない犯人のようだ。
「ククク。
所詮、能力など力の
強さで勝敗がつくのだよ。
さて……」
犯人は軽く首を回し、
手を振った。
それだけで工場の天井が
爆発し、消し飛んだ。
「お前らも消しますか。」
犯人は隠密捜査部隊の
メンバーを睨み、
手を振り上げた。
「バイ「バイじゃねぇよ。」」
工場の前に滑り込んだ
自転車の上に乗った
大学生警察、宮の登場である。
「おや?まだ仲間が
いらっしゃ「とりあえず
大人しく降参しやがれ。」……」
台詞を妨害する宮に
対して少なからず
苛立ちを持った目で見る犯人。
「すると思「グダグダ
言うな。降参しろ。」
くそガァ!」
犯人は怒り狂った。
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