1.アフター・イエスタデイ
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「役に立つな、呪いという奴も。」 リカルドは具にレイの状況を見やりながら云った。隣に立っていた梓子が誇らしげに笑みを向ける。 「とびきりをくれてやったからね。ブラックアート、『鬼肢』。四肢の筋力と筋密度をハチャメチャにする奴。こいつがありゃ誰だろうと。」 「もっと大勢の人間にかけられたら最高だったけどな。」
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