どうしてこうなったのか。

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 そして俺は偏差値を屈服させた。  入試3ヶ月前に偏差値66を超え、1ヶ月前には70を超えていた。  努力の結晶。  正直、精神が廃人になりかけていた。  どんな時でも勉強しないと篩に落とされそうで怖くて、誰かと話すときも目がイッテルと言われていて、誰からも避けられつつあった。  でも、ここまでしたんだ。  夢は、もうすぐ目の前だ。  俺は、受かる。  やった。  あの文化祭の中で、生きていける。  だけどそこで神様は俺をダークヒーローとしてのキャストに選んでしまった。  合格発表の通知はその日に未鳥高校に来て、通知を受け取り確認するというものだった。    不合格だった。  それも、後一点。  最初は、現実を受け入れられず、外で茫然自失になっていた。  倍率は1.01倍。そう、定員割れ一歩手前だったのだ。  言ってしまえば、落ちたのは俺だけらしい。  え。  これで終わり?
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