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そうだね・・どこから話せばいいのかな・・・。
あのね、虎太郎。
私・・私ね、気になっている人が・・いるの。
・・なんで、そんな驚いた顔をするの?
えっ?ゴメンってなに?
『君の気持ちは嬉しいけれど、そんな目で茜の事はみれないんだ』・・・って、どこの小説のヒロイン気分・・
ごめんなさい。言い過ぎました。相談がまだ終わっていないので・・っいないので・・・・笑顔で私を追いかけるのはやめて下さい!!
・・・・・
・・・・・・
30秒が経過しました・・
・・・・・・・
ハアハア・・げほっ・・ごほっ!!
じ・・時間切れか・・・って、一体何・・・・ハアッ!?
30秒制限の鬼ごっこが、したくなった!?
ふざけ・・ちなみに、鬼に捕まった場合、1時間にわたる世にも愉快な罰ゲームが君を待っていたんだ♪・・・・・・・って、貴様は・・鬼か!!
なんでそこで笑うの?・・ナイスギャグ?『鬼』と『鬼ごっこ』をかけたんだね・・・って、違・・!!
・・私、虎太郎は優しくて、頼りになる、今のままの虎太郎が一番・・そう、一番す・・・・良いと思うなっ!!
だから・・だから・・・だから。
・・・・
『じゃあ・・本当の鬼になろうかな?』だなんて恐ろしい事を笑顔でサラリと言わないで下さい!!
・・・そう言って、見事なジャンピング土下座を決めてみせた幼馴染を前にした僕の・・
・・続けて言った『冗談』の二文字は・・・
・・う・・嘘だ!!
中々、信じて貰えなかった。
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