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俺は日連の表情を見ながら彼女の目的を把握しようと更に揺さぶりをかける。
「ただ俺を治すだけなら、わざわざ鼻くその作用を教える必要は無かったはず。薬用カプセルか何かに入れてただ飲ませればよかったでしょう?なのに、あなたはリスクを承知でわざわざ俺の家に侵入し、鼻くその特別な力の存在を強調した。」
日連の額から汗が噴き出る。
「教えて下さい。俺を、なぜ巻き込むんですか。」
すると日連はフーっと息を吐いて
「まさか、ここまでとは思わなかったわ。」
と言って手を叩いた。
「でもこれだけは信じて、私達はあなたの味方。あなたは本当に今危険な状態なの。」
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