花塚病院

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綺麗なお姉さんがいた。 赤フレームの眼鏡をかけていて、髪の毛は茶髪のショート。端正な顔立ちをしていた。 化粧をして唇はグロスで桃色に光り、体つきは細かった。 俺は「どなたでしょうか?」っと聞いた。 するとお姉さんは名刺を取出しこう言った。 「私、花塚日連(カレン)です。」 俺は名刺を受け取り名刺を見た。 [花塚カンパニー バイオテクノロジー研究部人間科学科 花塚日連] と書かれていた。 胡散臭いなと思った。 「あなた今胡散臭いとか思ったでしょ?」 花塚日連はムスッとした顔でそう言い放った。 「いえ!そんなことないです!!・・・ご用件は何ですか?」 「ちょっとお邪魔するわね。」 そういうといきなり家に入り込んできた。 「ちょ、ちょっと何なんですか!」 花塚日連はハイヒールを脱ぎ捨て居間に進んで行った 俺は花塚日連のハイヒールを丁寧に並べ 居間に侵入した花塚日連の後を追った 「ちょっと!いきなり人の家に上がり込んで何なんですか一体!」 俺は花塚日連の肩を掴んで強い口調で言った すると「いやん。」 という古くさい言い草で頬を赤らめた。 ウブでシャイな俺はひるんで手を離したが 花塚日連はスッと素の顔に戻り2階の俺の部屋へと向かって行った。
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