101人が本棚に入れています
本棚に追加
相変わらず眠り続ける拓也のそばで、あたしはいつの間にか眠っていた。
『…!?』
温かい感触で目を開けると、拓也があたしの頭をクシャクシャと撫でていた。
『拓也!』
慌てて顔をあげると、そこには、笑顔で頭を撫でる拓也がいた。
『おはようさん』
拓也は照れ臭そうに笑った。
『どんだけ寝てんのよ』
あたしは、涙をこらえて言った。
もう、大丈夫だよね?
奇跡が起きた。
そう思ったんだ…
最初のコメントを投稿しよう!