第一章 見知らぬ場所で

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目覚めるとそこはには、焼け焦げた大地が広がっていた。 焼けた草原の上に沢山の死体が転がっている。 何でこんなところに僕はいるんだろうか? 考えても何も分からない。 確か皆と遊んでいて木から落ちて…… とにかくこは何処だろう?そして今目の前に立っているイケメンさんは誰だろう? 「お前誰だ?」 「僕はナツキです!!」 突然話しかけられて反射的に名前を言ってしまった。 「お前敵軍の奴か?にしては見たことない服着てるし」 そう言われ見比べて見ると、確かに僕のはラフでイケメンさんは暑苦しそうな服を着ている。 それに笛郡?笛を吹く人の集まりかな? 「えっと……散歩していましたらここにたどり着きました。笛郡なんかではありません」 すっごい苦しいことを言ってしまった。 普通に考えてこんなところには散歩だからとこないだろう、案の定呆れられたように溜め息をつかれた。 「もういいよ、敵軍じゃないなら。家まで送るけど家は何処だ?」 うんやばいかな、ここが何処かわからないのに家の場所がわかるわけない。
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