0人が本棚に入れています
本棚に追加
目覚めるとそこはには、焼け焦げた大地が広がっていた。
焼けた草原の上に沢山の死体が転がっている。
何でこんなところに僕はいるんだろうか?
考えても何も分からない。
確か皆と遊んでいて木から落ちて……
とにかくこは何処だろう?そして今目の前に立っているイケメンさんは誰だろう?
「お前誰だ?」
「僕はナツキです!!」
突然話しかけられて反射的に名前を言ってしまった。
「お前敵軍の奴か?にしては見たことない服着てるし」
そう言われ見比べて見ると、確かに僕のはラフでイケメンさんは暑苦しそうな服を着ている。
それに笛郡?笛を吹く人の集まりかな?
「えっと……散歩していましたらここにたどり着きました。笛郡なんかではありません」
すっごい苦しいことを言ってしまった。
普通に考えてこんなところには散歩だからとこないだろう、案の定呆れられたように溜め息をつかれた。
「もういいよ、敵軍じゃないなら。家まで送るけど家は何処だ?」
うんやばいかな、ここが何処かわからないのに家の場所がわかるわけない。
最初のコメントを投稿しよう!