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2-5 「あ、アルスさま。わたしも行っちゃだめ?」 「心配なのはわかるが、今の彼女にお前の明るさは辛いだろう。レインに任せておけ」 「…はい」 さすがに天で勝手なことはできないと悟っているのか、セリューナはすぐに引き下がった。 「では、行ってまいります」 レイリューンはひとりひとりにきちんと頭をさげ、その場を辞した。 「さあ、ご案内申し上げよう」 マセラ王は上機嫌に豪華な馬車を示した。
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